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葬儀参列時の喪服マナーとは?女性の服装や持ち物について解説

スタッフブログ

2021.12.21

予期せぬタイミングで訪れる突然の訃報。故人との最期の別れの場となる葬儀や告別式に参列する際は、遺族に失礼のないよう大人としてのマナーを心がけることが大切です。

しかし、基本的な礼儀作法は心得ていても、いざ参列するとなると準備に戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、葬儀参列時の女性の服装や身だしなみの留意点について詳しく解説していきます。後半では、当日必要な持ち物をチェックリスト形式でまとめているので、ぜひ活用してみてください。

お通夜・葬儀・告別式の服装とは?喪服は大きく分けて3種類

葬儀や法事の場で着用する喪服は、格式によって「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類に区分されます。立場やシーンによってふさわしい装いが異なるため、それぞれの違いについて簡単に押さえておきましょう。

正喪服

3種類の中で最も格式が高い喪服です。喪主・遺族・親族(故人から見て3等身以内)など、儀式を主催する側の人が、葬儀から一周忌までの法要において着用します。

正喪服には和装と洋装があり、和装の場合は、黒無地の染め抜き五つ紋付きの着物に黒い帯や帯締めを合わせるのが一般的です。襦袢・半襟・足袋は白でも問題ありませんが、草履やバッグなどの小物は黒で統一するようにしましょう。

洋装の場合は、ワンピースやスーツ、アンサンブルなどのブラックフォーマルが該当します。いずれも光沢のない漆黒生地で、装飾と肌の露出を控えたデザインが理想的です。具体的には「詰まった襟元」「長袖(夏は6~7分丈でも可)」「膝丈以上のスカート」という3つのポイントをクリアした服が望ましいとされており、これに黒いストッキングと黒いパンプスを合わせたスタイルが基本になります。

なお、一般参列者が正喪服を身に着けることはマナー違反とされているため、招待される側の立場にいる場合は、次に紹介する「準喪服」を着用しましょう。

準喪服

お通夜、葬儀、告別式、法事など、あらゆる弔事の場で通用する喪服です。本来は参列者が着用するものですが、近年では喪主や遺族が準喪服を着るシーンも増えており、一般的に「喪服=準喪服」という認識が強まっています。
こちらも和装と洋装があり、和装の場合は、色無地(寒色系)の一つ紋または三つ紋入りの着物に黒い帯を合わせるのが礼儀とされています。正喪服と同様に襦袢・半襟・足袋は白、草履・バッグなどの小物は黒いものを身に着けるようにしましょう。

洋装の場合は、正喪服に準ずるブラックフォーマルを着用します。正喪服に比べると素材やデザインに柔軟性があり、リボンやレースなど華美に見えない程度の装飾が施されていても問題ありません。

なお、参列者が遺族よりも格式の高い服を身に着けることはNGとされているため、正喪服よりも一段格を落とした服装を意識しましょう。

略喪服

略喪服は、主催者側から「平服」を指定された場合に着用する喪服です。準喪服よりも格式の低い服装であり、三回忌以降の法事や急な弔問、お通夜でも用いられます。

女性の場合は、黒・紺・グレーなど、肌の露出を抑えた暗めのワンピースやスーツを身に着けるのが一般的で、これに関してはパンツスーツを着ても失礼にはあたりません。デザインは無地が無難ですが、シンプルであればチェックやストライプなどの柄が入っていても良しとされています。

また、靴やストッキングも黒に限られておらず、ダークカラーのパンプスや肌色のストッキングを身に着けてもマナー違反にはなりません。

押さえておきたい葬儀の身だしなみマナー

葬儀に参列する際は、服装だけでなくメイクや髪型などにも気を配らなければなりません。遺族に不快感を与えないよう、細部にまで注意を払うようにしましょう。

なお、今回は弔事の場で着用する機会の多い「準喪服(洋装)」の身だしなみマナーを紹介します。以下6つの項目に分けて、留意点を確認していきましょう。

1.髪型
2.メイク
3.ネイル
4.アクセサリー
5.バッグ
6.靴・ストッキング

では、1つずつ解説していきます。

1.髪型

葬儀参列時は、清潔感のある髪型が基本になります。

結べる長さであれば、黒いヘアゴムやバレッタを使って、後頭部の耳よりも低い位置で1つにまとめておきましょう。ショートやボブの場合は整えるだけで十分ですが、可能であれば、お焼香やお辞儀の際に落ちてこないよう、髪の毛を耳にかけられるとベストです。

また、前髪が長い場合は、目にかからないよう横に流しておきましょう。その際にスプレーやヘアワックスを使用する場合は、香料の含まれていないものが理想的です。

2.メイク

葬儀マナーの1つに「片化粧」という考え方があります。

「片化粧」とは、喪服を着用する際に施す化粧のことで、一般的に「口紅を引かない薄化粧・ナチュラルメイク」を指します。あくまでも身だしなみを整えることを目的としたメイクになるので、ツヤ感・キラキラ感のあるアイテムや顔を華やかに見せるアイテム(チーク・口紅・ハイライト・アイラインなど)は基本的に使用しません。ナチュラルな仕上がりを意識し、ブラウン系・ベージュ系でシンプルにまとめましょう。

ただし、顔色が悪く見えてしまう場合は、チークや口紅をプラスしても問題ありません。自然な顔色に近づくよう、地肌に近いものを薄く塗るようにしましょう。

3.ネイル

シンプルで目立たないネイルならそのままで大丈夫ですが、判断に迷う場合は落とした方が無難です。

ジェルネイルなど簡単に落とせないときは、ベージュ系のマニキュアを重ね塗りしたり、葬儀用の黒い手袋を着用したりして一時的に隠すようにしましょう。

4.アクセサリー

アクセサリーは、結婚指輪以外は外すのが一般的です。

例外として、「涙の象徴」として捉えられている真珠は、葬儀でつけてもマナー違反にならないため、アクセサリーを身に着ける場合は、パールネックレスや1粒真珠(1粒黒真珠)のピアス・イヤリングを選ぶようにしましょう。

なお、この場合のネックレスは1連のものが原則です。2連以上のネックレスは「不幸が重なる」という意味につながるため、弔事の場にはふさわしくありません。

5.バッグ

靴は、ヒールの高さが3~5cm程度のシンプルな黒パンプスが理想的です。ツヤ感のない素材(合成皮革や布など)で、金具や飾りの少ないものを選ぶようにしましょう。

ストッキングは、20~30デニール程度の黒いストッキングが最も上品に見えるとされています。冬場は50~60デニールほどのタイツでも問題ありませんが、透け感のないタイツはカジュアルに見えてしまうため、できるだけ控えた方がよいでしょう。

葬儀当日の持ち物チェックリスト

最後に、葬儀当日の持ち物をチェックリスト形式で紹介します。「基本の持ち物」と「持参しておくと便利なもの」に分けてリスト化しているので、ぜひ参考にしてみてください。

基本の持ち物

まずは、葬儀参列に必要な持ち物から紹介していきます。

● 香典
● 袱紗(ふくさ)
● 数珠
● ハンカチ、ポケットティッシュ
● 財布
● 名刺

【香典】
香典は、お通夜か葬儀・告別式のどちらかに持参します。出先で不備が見つからないよう、香典袋の外包みや中包みに記入漏れがないか、必要な金額が入っているかなど、出かける前に必ず確認しておきましょう。

【袱紗(ふくさ)】
香典に不備がないことを確認できたら、袱紗(ふくさ)に包んでバッグに入れましょう。袱紗にはいくつか種類がありますが、弔事では黒・緑・濃紺・紫・グレーなど寒色系で装飾の少ないものを左開きで使うのが一般的です。

【数珠】
キリスト教式葬儀以外の弔事に参列する場合は、お焼香の際に必要な数珠も忘れてはいけません。たとえ親族であっても数珠の貸し借りはタブーとされているため、1人1つ用意しておきましょう。

【ハンカチ、ポケットティッシュ】
身だしなみの1つとして欠かせないハンカチですが、弔事の場では白か黒の無地が基本になります。私生活で使うようなカジュアルなものや派手な柄物は控えるようにしましょう。また、ハンカチと一緒にポケットティッシュも持っておくと安心です。

【財布】
葬儀に参列する際は、最小限の荷物しか持ち込まないのがマナーです。弔事用のバッグも小ぶりなものが多いため、長財布などを使っている場合は、小さめの財布に必要な分だけ入れて持ち歩くようにしましょう。

【名刺】
仕事関連の葬儀に参列する場合は、名刺も必ず持参しましょう。

個人で参列する場合は、自身の名刺の右上に「弔」と記載するか、もしくは名刺の左下を少し折って、香典ともに受付で渡します。会社の代理として参列する場合は、代表者(上司)の名刺の右上に「弔」を、自身の名刺の右上に「代」と記載し、2つの名刺を揃えて渡しましょう。

持参しておくと便利なもの

次に、葬儀に持参しておくと便利なものを紹介します。

● サブバッグ
● エプロン
● 黒ストッキング
● 化粧品
● 折り畳み傘
● 防寒着
● 扇子
● タオルハンカチ

【サブバッグ】
先述したように、弔事用のバッグは小ぶりなものが主流となっているため、フォーマルなサブバッグを1つ用意しておくと荷物が増えたときに役立ちます。黒のトートタイプでA4サイズのものを持っておけば、幅広いシーンで活用できるでしょう。

【エプロン】
故人に近い立場にいる場合は、現地で何かしらのお手伝いが発生するケースも多いため、あらかじめエプロンを用意しておくとスマートです。葬儀の場で浮かないよう、冠婚葬祭用のものを準備しておきましょう。

【黒ストッキング】
喪服で着用する黒ストッキングは、肌色のものに比べて伝線が目立ちやすいというデメリットがあります。葬儀中に買いに行く時間・場所がない可能性もあるため、予備のストッキングを1枚用意しておくのがおすすめです。

【化粧品】
葬儀中に汗や涙でメイクが落ちてしまう可能性があるため、気づいたときにサッと化粧直しできるよう、最低限のコスメは持ち歩いておくとよいでしょう。

【折り畳み傘】
急に雨が降ってきたときのために、折り畳み傘も用意しておくと安心です。他の小物と同様に、派手な色や柄は控え、黒や紺など落ち着いた色合いのものを準備しておきましょう。

【防寒着】
冬の葬儀に参列する際は、コートを着用しても問題ありません。喪服専用のコートは特にないため、礼装用のコートやダークカラーのシンプルなコートを選ぶようにしましょう。また、バッグや靴と同じように、殺生を連想させる革や毛皮のコートはできるだけ避けるようにしてください。

【扇子】
夏はもちろん、冬も暖房や人の熱気で葬儀場が蒸し暑く感じることがあるため、暑さに弱い方は扇子を用意しておくと安心です。デザインは白か黒の無地が基本で、百貨店やオンラインショップでは弔事用の扇子も販売されています。

【タオルハンカチ】
葬儀の場でタオルハンカチのみを持ち込むのは推奨できませんが、暑い日や雨の日は吸水性の高いタオルが1枚あると非常に便利です。シーンによって使い分けられるよう、フォーマルなハンカチとセットで持参しておくとよいでしょう。

まとめ

今回は、葬儀参列時の喪服マナーと持ち物について解説してきました。

突然の訃報に戸惑ってしまうかもしれませんが、大人の女性として最低限の礼儀はわきまえておかなければなりません。事前知識なく参列してしまうと遺族に迷惑をかけてしまう可能性もあるため、あらかじめ必要なものは揃えておきましょう。

なお、弊社では葬儀サポートを行っております。故人様やご遺族様の希望に沿って完全オーダーメイドのプランをご提案させていただきますので、葬儀に関して何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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山本三助
山本三助
24/10/2023
父の葬儀で、大変に嫌な思いをしたので、10年前に経営者セミナーで知り合いになった佐藤愛社長と知り合い、当時、彼女はブライダルプランナーから葬儀のプロデュースに転職するという信念の下、私は83歳で元気に歯科医をしている母の葬儀を不謹慎にも愛ちゃんに頼んだことを覚えています。 今回、母が2024.10.15に旅立ちましたが、私も医療従事者の端くれとして母の死期が訪れることを察知し、家族や仲の良かった患者さんに連絡を取ると同時に 愛ちゃんに葬儀の依頼をしました。 旅立つた早朝は冷たい雨が降り、心細い中、施設に向かい看取りをしました。 その後、愛ちゃんがすぐに駆けつけてくれ寝台車から安置所までを迅速に手配してくれました。 寝台車から一日の告別式まで、献身的に 私、家族、何よりも亡き母に寄り添ってくれ、素敵な祭壇、母の遺影、母の遺品、バック音楽の川の流れのように、トロイメライまでの選曲までも真剣に意見してもらったことで満足な葬儀を母に捧げることが出来ました。 葬儀は人の最期の証であり、新しい旅立ちでもあります。 それは金額や位の高い戒名でもなく、故人に感謝の気持ちを伝えて、安心させるための儀式であると愛ちゃんのプロデュースで感じました。 家族葬で10人程度の式でしたが、改めて母には感謝を伝えることが出来ました。 愛社長、お手伝いして頂いたスタッフの方々に感謝です。 ありがとうございました。
yasu oka
yasu oka
13/08/2023
妻の祖母の葬儀でお世話になりました。 音楽が好きだったと言うことで、家族の生演奏でお見送りをすることができました。 とてもホスピタリティにあふれた、素晴らしい対応をしていただき感謝しています。
よしだまさし
よしだまさし
12/08/2023
祖母の葬儀にてお世話になりました。コロナ禍になり以前の様な葬儀ではなく、故人の思いを尊重した葬儀に向き合って頂き、非常に感謝しております。愛さんのお陰で祖母も笑顔で天国に行けたかなと思う日々であります(´∀`*)テヘッ。また、突然の事で家族一同、動揺している中、最初から最後まで迅速にご対応して頂き誠にありがとうございます(⁎ᴗ͈ˬᴗ͈⁎)ペコリ
Kuma Spoon
Kuma Spoon
14/07/2023
父が息を引き取った時から愛社長が一つ一つとても丁寧に対応してくれ、私や母はどれだけ助かったか。そして安心して、気持ち良く父を見送る事ができました。本当にこのaiウェルエンディングストーリーに頼んで良かった。と心から思っています。
大久保眞美
大久保眞美
30/06/2023
私は、以前から「お花のプール」にして送ってあげるね、と、母と約束をしており、結果、希望どうり、母の大好きなピンクに染まったお花のプールに浮かべられ、満足そうに穏やかに微笑んでいる様でした。 愛さん、希望どうり、いや、それ以上に良いご葬儀をしていただき、本当にありがとうございました。 本当に、愛さんにお願いして、心から良かったと思っています。感謝です。
Kenta Muto
Kenta Muto
10/06/2023
コーヒーや紅茶を飲みながら色んな話や相談ができるお店です。葬儀関連の相談はもちろん、お酒も飲めるので気軽にそれ以外のこともなんでも相談できますよ。ピザといぶりがっこがめちゃくちゃ美味しいです😋
スミレ
スミレ
04/06/2023
3年前に母が病気で先が長くないと医師から伝えられた時に相談に伺いました。 愛さんはまだ大丈夫、そんなにすぐではないよ、と言ってくれ、本当に持ち直して元気になりました。 何かあったら愛さんに連絡しようと思っていたので、安心していました。 先月、急に母が亡くなり、すぐに愛さんに連絡をし、病院に駆けつけてくれた時は本当にありがたかったです。 遺族の心に寄り添ってくださり、一つ一つ丁寧に対応してくださり、温かく心のこもった葬儀で母を見送ることができました。 追加料金も無く、料金も明瞭で、信用できる方です。 家族共々、愛さんに感謝しています。 今度はバルにお邪魔したいと思います。
megumi uchiyama
megumi uchiyama
10/03/2023
私は葬儀の相談はまだしてませんが、バルと占い利用で長年お世話になってます! ご葬儀の相談も、占いと同じく親身にご相談してくださるはず!です。 代表・佐藤愛さんご自身の信念と寄り添う気持ちが感じられ、とっても信頼できます。 写真は占いでできる《声診断》です! (若干私の顔ありますが、ここは身体を張って。。!笑) 今の気持ち、本当のところや今の気持ちは建前なのか?などが見えて、面白いですよー! 占いは西洋占星術を中心に、 恋愛からご家庭、仕事のことまでオールマイティに対応してくださいます。 どうやら「当たる占い師!」とは言われてないそうですが(御本人いわく…笑)、心救われる人が多くいらっしゃるからこそ、なんだか繋がっている縁を感じる場所です。 (クチコミを見ても、そう感じました!) バルは、マダムを中心に、老若男女問わずいろんな人の話が聞けるのも面白いですよ〜 少し自信を無くしていても、背中をそっと押してくれる、そんなお店です。 中央林間という地域も、とっても温かく心地良い場所ですよね。 緑豊かな土地と、いい空間で、リフレッシュできますよー!

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