K様はここ2年の間にご両親をお見送り、今回は旦那様でした。

すぐに弊社にご連絡いただき、信じられない気持ちでお迎えに向かいました。

奥様は、何が起こったのかわからない様子です。

お式は社葬にはされなかったものの会社の方々がお手伝いさせてくださいと申してくださり、社葬に近いご葬儀になりました。

奥様には「ご葬儀の事は愛さんに任せられるから、心配ないから」と言っていただき、私は思い出話しや、旦那様のこと、たくさんお話し聞かせていただきました。

まだ現役で、会社としてもあまりに大きな損失になるのではないかというお立場でした。

ご葬儀はもちろん、関係の協力会社様や他友人達と400名近い方々にご参列いただきました。

コロナ禍になってから大勢の方のご参列は控えるお式が多かった中、コロナ禍を明けて、このようにたくさんの方にご参列いただけるのは、故人の生前のご活躍、そしてお人柄だと思います。

弊社では、オーダーメイドのお見積もりですので、必要なものには金額をかけて、あまりかけなくて良いところにはかけないようにしておりますので、ご遺族様がお食事は余ってもいいから多めに頼みたいとのご意向や返礼品は2種類から選んでお持ち帰りいただくようにしたいとの事で、全て叶えるべく、パートナー会社の仲間の皆さんにたくさん協力いただきました。

祭壇はきっと供花もたくさん出るだろうし、そんなに立派でなくても良い、棺や骨壷も平均的なものでとのご要望もあり、そちらはご予算を抑えて考えました。

そして、一般葬の場合、当日はご遺族様にはご挨拶の為に、焼香台の横での立礼をする事が多いのですが、ご参列者の人数が多い事でお疲れになるので、どなたがいらしてくれているのかお顔が見える位置にお座りいただくカタチにして式を執り行いました。

私共は今回のような大きな式の場合は、とにかくスタッフがカリカリしないよう自由に、ご遺族様やご参列者様に細やかな気配り、配慮ができるような現場をつくるよう努めております。

スタッフが代表や担当に気を使う事はナンセンスだと思っております。

その気遣いは何があっても、ご遺族様やご参列者様に使うべきなのです。

だから、私共の現場は常にスタッフが余裕ある顔でお客様に接する事ができていると自負しております。

それはスタッフ皆が、気持ちよく、そして一生懸命に一緒になって、このご家族様のご葬儀をいい葬儀にしようという気持ちが一緒だからだと思っております。

ご遺族様とのお打ち合わせは、何度もお伺いしてしっかりと準備をして当日を迎えるのは当たり前の事であり当日時間の無い中、スタッフがいかに協力し合って、いい葬儀にしようと思えるかによって大きく変わると日頃から思っております。

K様のご葬儀も、協力業者のスタッフの皆様のお陰で、ご遺族様からも

「大人数だったし大変だったと思いますが、いい葬儀になりました」

と言っていただく事ができました。

受付けを手伝っていただいた、K様のご友人様達、会社の方々、返礼品を配る手伝いをしてくれて会社の方々、寒い中外で交通整備をしてくださった会社の方々、本当にありがとうございます。

K様は先日、無事に四十九日を終え、ご連絡をいただき、私もほっとしております。

ご葬儀にいらしていただいたお寺様の本堂を使わせていただいての四十九日でした。

まだまだ実感もわからない位の悲しみ、そして寂しさも出てくると思います。

私も四十九日を終え、やっとブログに書こうと思いました。

今回のように、初めてお会いしてから、リピートしてお願いいただく事のありがたさに、改めて感謝致します。

Aiウェルエンディングストーリーでは毎回毎回、同じご葬儀はないと考えておりますので、ご葬儀のプロではありますが、慣れる事はないと自分を律して頑張っていこうと思います。

横浜市北部斎場