ご子息様からお電話にてご相談をいただき、ご来店くださって事前にお打ち合わせをさせていただきました。
一週間後にお母様は旅立つ事となりました。
事前に相談して、マンションの下見もしていたので、病院からご自宅に移動して、ご安置させていただきました。
ご息女様がお線香を手作りで作られて、大好きな薔薇の花を手向け、お母様は自宅にてほっと安心されていた事でしょう。
ご家族集まって、ご納棺の儀をしたかったのですが、棺はエレベーターには乗りません。
そこで、ご自宅にてご納棺の儀は大好きな玉置浩二の曲を流しながらメイクを施し、ご家族皆でお母様の旅立ちを見守りました。
その後、ストレッチャーで移動をして、弊社事務所にてご納棺をさせていただき、安置施設にてお預かりさせていただきました。
祭壇には大好きな真っ赤な薔薇を入れてお母様らしい色合いの花で飾り
当日はお坊さんを呼び、一日葬にてしっかりと儀式をさせていただきました。
ご遺族様からは、ご葬儀をしてこんなに清々しい気持ちでお母様をお見送りできると思わなかったと、後日弊社を尋ねていただき、お話し下さいました。
叶えたいご希望はしっかり叶えて、最期のお別れは悔いが残らぬように自宅にて、お着替えやメイクを施し、いつもはどんなメイクだったか?等お話ししながら、悲しみの中、お母様との思い出を胸にご遺族みなさんでお母様に触れてあげる事で、お母様もご遺族様も心を寄せ合えたのではないかと思います。
こんな事できるのか、こんな希望言えるのか、大切なご家族を亡くされたご遺族様はそんな風に思っている方々も多いでしょう。
私共は、危険な事以外は何でもやれるよう努めています。
初めての事ですので、何をしていいかもわからなくて当然です。
金額だってわからないのです。
だから、誠実にわかりやすい金額を提示するように私達は常に手を抜きません。
それが、葬儀社としての使命だと私は思っております。
大和斎場にて