「自分らしく生きて自分らしい最期を」
葬祭プロデューサーのAiです。
親愛なるみこちゃんへ
パンツ屋さんオープンの巻
みこちゃんは必ず毎日お風呂に入ります。
習慣というのはすごいものですね。
認知症で瞬間で忘れるけれど、お風呂は毎日入るというのは忘れない。
これは習慣だからでしょうか。。。
出来ないことは、段々と増えていきます。
でも、出来る事もたくさんあるのです。
ならば、出来る事をして楽しく生きた方がいいですよね!
そう、最近はパジャマを部屋から取って来るのに、3回位は間違えます(笑)
そして、パンツは洗ってみこちゃんの部屋の引き出しにしまうと
なぜか、無くなります
どこかに移してしまうのです(謎)それだとわからなくて、着替えない事もあったので
これはどうにかしないと!!!
そこで、私、パンツ屋をオープンする事にしました
小さなBOXを買って、そこにみこちゃんのパンツをしまい、お店にしました。
みこちゃんは、何回目かでやっとパジャマの正解を持ってきて、
「パンツがないのよ」と毎回言います。
愛「パンツはこれから私が売るので、買ってもらう事にしたよ」
と、毎日(笑) そこは疑問に思わないようです(笑)
愛「今日は何色にしますか?」
みこ「そうね、ピンクがいいかな」
と、楽しく色選びなんかしちゃっています。
愛「オプションで尿漏れパットをお付けしますが、いかがなさいます」
みこ「おいくら?」
愛「パンツ100円、パット50円です」
みこ「安いわね、じゃあお願いするわ」
と、これを毎日しています。
みこ「お金は後からでいいですか」
なんて、ちゃんと気にしています(笑)(笑)
これで私も楽しい
みこちゃんも清潔なパンツを履ける!
それでもたまに、履いていたパンツを部屋に持っていき、しまってしまう事もあります。
それはやめて!と言ってもきっと、出来なくなっている事だから酷な事です。
ならば、そうならないように考えるのも、私の楽しみでもあります。
そうは言っても、あ~それもわからなくなってきたか(>_<)
と落胆してしまう時もあります。
しかし、歳をとっていっているのだから、出来ない事が増えて当たり前だろう。
そう思うと、たいした事ではないと思えるものです。。。
日々色々な変化はありますが、なにより元気で生きている事は現実です。
それで、まあいいんじゃないかな
認知症のご家族様がいらっしゃる方も多いと思います。
完璧な対応なんてできないし、怒っちゃう事もあると思います。
それでも、まあいいんじゃないかなって思えたらいいですね!
いつもお読みいただきありがとうございます。