こんにちは。Aiウェルエンディングストーリーの佐藤です。
本日、昨年の1月に大和市・大和斎場にてご葬儀をお手伝いさせていただいたご家族が、ふらりと事務所にお立ち寄りくださいました。
そのご葬儀は、親しいご家族とご友人だけで行うあたたかな家族葬でした。たくさんのお花に囲まれ、大好きだった音楽を流しながらのお見送り。音楽葬という形で、故人様の想いに寄り添いながら、一緒に選曲をさせていただいたことを今でもよく覚えています。
私自身、仕事で外出していることも多く、事務所にいない日もあるのですが、その日は偶然にも在席しており、「今日は開いている、愛さんいるかもと思って」と、近くの駐車場に車を停めて、急いで来てくださったそうです。
久しぶりにお会いし、ご葬儀の時のことを懐かしく語り合っていたところ、奥様がふと、「愛さんに言われた通り、笑顔で楽しく過ごしています」とおっしゃってくださいました。そして、「でも、こうして会うとやっぱり思い出して泣いてしまうのね」と、優しい涙を浮かべながら話してくださった姿に、胸が熱くなりました。
今年の1月、命日には息子さんのご結婚式があったそうです。なんと、そのお嫁さんのお腹には新しい命が宿っており、もうすぐ男の子が誕生されるとのこと。「きっとお父様の生まれ変わりですね」と、奥様と息子さんご夫婦と、皆で笑い合いながら、初めて出会った日のことを振り返りました。
ご葬儀を通してご縁をいただき、その後もこうして家族のようにお会いできることに、私は深い感動を覚えます。この仕事を選び、この場所でお客様と向き合えていることを、心から誇りに思いました。
なによりも、ご家族が深い悲しみを乗り越え、前を向いて明るく生きていらっしゃる姿が何よりも嬉しく、私自身も励まされました。
「お見送り」は悲しみの先にある、あたたかな節目です。大切な方との最期の時間が、ご家族にとって心に残る時間となるよう、これからもできる限りのサポートを尽くしていきたいと、帰りの車の中で改めて心に誓いました。