
1. ご相談の始まり
初めてのご相談
ご相談にいらしていただいたのは一年近く前の事です。お嬢様お二人で、ご病気で入院されているお母様の万が一の時の事をご相談したくいらしてくださいました。
家族の温かい想い
とても明るくて、お母様の為に、お母様の好きな事を全部取り入れてお見送りをしてあげたいとの温かいお気持ちがとても伝わってきました。
お父様はクリスチャンの家庭で育ち、結婚されて、奥様もお嬢様達とクリスチャンでした。ただ、昨今ではお世話になっていた牧師様が変わり、教会に通う事は無くなっていました。それなら、教会でお式をしなくても、教会のようなお式をしましょう!というお話をして、讃美歌を流して、献花をして、そんな式も素敵ですねと細かくお話をしました。
2. ご葬儀の準備
病院から施設へ
病院から施設に移られていて、そちらの施設にお迎えにあがり、そこからご葬儀の準備が始まりました。まずは、一度家に帰って来て欲しいとご主人様やお嬢様達の意見を尊重し、ご自宅にご安置させていただきました。
自宅安置と安置施設での納棺の儀
11月終わりとはいえ温かい日でしたので、一泊はご自宅で過ごされて、翌日夕方には安置施設へご移動いただく事に了承いただきました。安置施設に付いて、そちらで納棺の儀を家族皆様でやらせていただきました。
3. お式の内容と準備
ご家族の希望を叶えるために
式の内容は毎日のようにお打ち合わせしました。事前相談で話した通り、真紅のバラを用意し、讃美歌を流して、牧師さんの代わりに司会者が仕切るお式にしました。
讃美歌と真紅のバラでの演出
讃美歌もご主人様とよく相談して、実際に作ったCDの内容を聞いていただいたり、当日の流れのシミュレーションを皆でやったりしました。
牧師不在でも心温まる式を
家族みんなの温かい心は故人様に伝わっていたと思います。
4. 親戚の反応とご家族の想い
仏教背景の親戚への配慮
故人の産まれた家は仏教であり、ご親戚様皆様も仏教の方が多く、キリスト教のお式は故人の強い希望とはいえ、受け入れてもらえるか、ご主人様もお嬢様達もとても心配されておりました。
感謝の言葉と安堵
親戚の皆様に「とてもいいお見送りにしてくださり、ありがとうございます」とのお言葉をいただき、私達スタッフは心から安堵致しました。
ご主人様、お嬢様は何よりいらして下さったご親戚の皆様の事を大切に考えていらしたので、安心された事と思います。
5. 事前相談の重要性
縁起の悪さではなく、大切な準備
早いうちに事前相談をする事は、縁起が悪い事ではなく、故人様の希望を叶えて差し上げる為にとても大切な事だと、今回改めて思いました。
故人の希望を叶えるために
それは大切で大好きなご家族の為だからこそ必要だという事を再認識させていただきました。
6. 葬儀担当者としての使命
ご家族との深いコミュニケーション
私は毎回、出来る事は全てやる。その思いで、ご逝去されてからご葬儀の日までの数日はもっと何かできるのではないか。まだやれる事はあるのではないかと思いながら準備を進めています。
残されたご家族の笑顔のために
そして、残されたご遺族様が「いい葬儀だったね」と笑顔になって、悲しくとも、笑顔で前に進んでくださる事までできて、私達葬儀社は「いい葬儀をします」と言えるのではないかと、思っております。
【大和市でオーダーメイド葬儀をしているAiウェルエンディングストーリーでは、どんなご葬儀でもご依頼お受けしております】
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