ご自宅からのお見送り

「自分らしく生きて自分らしい最期を」

葬祭プロデューサーのAiです

先日、ご葬儀のご依頼をいただきましたO様は、お父様をご自宅で看取られました。

今回、ブログで書きたかったのは、三人のお子様(長男、長女、次男)が、協力して家の片付けをされて

三人が、こころを合わせてお父様の最期を悔いのないようにされた事です。

私は毎日、ご自宅に伺っておりましたが、その度に

「こんなメモがたくさん出てきました」

と、お父様の日々メモを取る習慣を見つけて、それがたくさん出てきて

「読み始めたら捨てられないね」

と言いながら、小さいメモを何枚も何枚も読んでいました。

そして、喪主の長男さんは

「いや~悲しんでいる暇はないいですよ」と。

そうなのです。

きっとやることがないと、悲しくて毎日涙が止まらないですが、大きな一軒家を片付けしていたら

悲しむ暇などないのです。

それは最後のお父様からのプレゼントだったのかもしれません。

それに、ここ数年、三人はめったに会う事も無かったようですが、三人でたくさん話をして

そして協力して、、、そんな数日を過ごされていました。

お父様はそんな子供達の姿に喜んでいらしたように思います。

私にできる事は、そのご遺族様と同じ目線で今どうしたらこのご家族様にとって良いのだろうか。

そんな事をずっと考えながら、最後までしっかりと寄り添う事だけですが

何件のご依頼があっても、同じ形はなく、そのご家族の想いや雰囲気は様々です。

でも、絶対に、「いいお見送りができたよね」

残されたご遺族には、絶対に、そう思っていただかないといけないお仕事だと思っております。

ご家族を亡くされた悲しみは計り知れません。

少しでも、笑顔で見送ってさしあげる事ができるといいな~

毎回、そう思うのです。

 

 

 

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