認知症のみこちゃん日記

「自分らしく生きて自分らしい最期を」

葬祭プロデューサーのAiです。

親愛なるみこちゃんへ

 

昨日の夜の事。。。

みこちゃんはご飯を炊いて、ラップに包んで冷凍する事はできます。

ラップに包みながら

「これはどこのお米だったかな?」

「無洗米じゃなくて、ほらなんていうお米だったかな?認知症だったっけ」

と私にぶつぶつと話していました。

お米の名前まで「認知症」って(笑)

ここからは、ちょっと真面目(*^。^*)

認知症という病気というより病状ですが

高齢化社会の今、三人に一人は認知症になるなんて言われていたりしますね。

ご家族に認知症の方がいらしたり、なんとなく親が最近物忘れがひどい!

なんて方も多い事と思います。

認めたくないから、なかなか病院から足も遠のくものですよね。

みこちゃんはなぜ早いうちに病院に行けたか?

そんなことを今日は書かせていただきます。

みこちゃんは、高齢者体操の講師を10年続けていました。

一緒に講師をしていた同年代の友人がいて、二人で頑張ってきたのです。

その友人Kさんが

「佐藤さん、最近よく忘れる事が多くなっているから、早いうちに薬を飲むと症状を止められるわよ

一度物忘れ科というところに行ってみたら」

そう、みこちゃん本人に言ってくださったのです。

私も、何となく物忘れが多いから病院に連れて行かないとな~

と思っていた矢先です。

私が言っても聞かないみこちゃんでしたが、

友人から言われたら、これは病院に行かないと!と思ったようです。

それからすぐに病院へ連れて行き検査する事ができました。

初期のアルツハイマー型認知症との診断です。

そのKさんはとても思いやりのある方で、なかなか本人には言いずらい事なのに

親身になって言ってくださったのです。

お礼もお伝えしたく、私からも連絡をしたところ、

「ずっと一緒に体操をしてきて、佐藤さんがいたから私も頑張れたんです。

だからできる事ならずっと一緒に体操講師をしていきたい

だから、早く病院に行けば、まだできるかもしれないと思って」

そう言ってくださいました。

私は涙が出る程嬉しくて、今でも感謝しています。

お読みいただいている方のご身内の方でも、きっとなかなか病院に行きたがらなくて

困っている人もいると思います。

薬も飲んだ方がいいのか、飲まない方がいいのか?

そこは私にもわかりません。

ただわかる事は、認知症も病気の一つであり、癌で苦しんでいる人、

又、脳梗塞や糖尿病など、様々な病気があり

私は、みこちゃんは、その中のアルツハイマー型認知症という病気になった。

それだけの事だと思っています。

みこちゃんにもずっとそんな話をしているので

自分は認知症だから、忘れるのよ。。。と。

あたかも、自分は悪くないの、認知症だから仕方ないのよ!

と、よく言っています←それもどうかと思いますが(;^ω^)

認知症の方を介護している方々に伝えたいのは

一人で頑張らないで欲しい事(行政機関を頼るのもあり)

出来る事をできる範囲でやる事が、今できる最善であると思う事。

時として、怒ってしまったり、イライラしたりしてもいいじゃないですか。

但しそんな自分を必ず許してあげてください。

このブログをお読みいただいている皆さまには、少しでも笑って欲しいと思っています。

だって、笑えなくなっている人もきっとたくさんいるだろうと、経験者の私が思うのだから・・・

まあ、こんなもんだろう!!!

よくやっているよ私!!!

そんな風に思って欲しいと心から思っております。

では、この辺で、、、今日は、みこちゃん、あまり出てきていませんが、

長文をお読みいただきありがとうございます。

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